注文住宅を1000万円台のローコストで建ててみた【工務店の建築体験談】
注文住宅を1000万円台のローコストで建てたいとお考えですか?
費用をコストダウンしたら「いい家」は建てられないだろうし…
私は、数年前に東京都内に注文住宅を建てた専業主婦です。
というと、まるで裕福な家庭みたいに聞こえますが、実際のところ、私の夫は小さな会社に勤める30代のサラリーマン。
夫の年収は500万円ほどで、貯金はほぼゼロ。
さらに、家を建てるための土地も持っていない私たちが、注文住宅なんて建てるのは無理だろうと考えていました。
しかし、建築費用1000万円台で「こだわりの注文住宅」を建てることができました。
このブログでは、年収500万円で中古住宅を買おうと思っていた私たちが、なぜ注文住宅の家を建てることができたのか?をお伝えしたいと思います。
「ローコストでも満足できる注文住宅を建てるコツが知りたい!」と考えている方の参考になれば幸いです。
格安新築一戸建てづくりスタート
ここからは、私たち家族が注文住宅を買うまでの紆余曲折のストーリーをご紹介します。
そもそも資金がない上に、家づくりについての知識がゼロだった私たち。
と考えて、まず「中古住宅」を見に行きました。
まずは安い中古住宅を見学
一番最初に見学したのは、土地込みで2,600万円、10年ほど住んだという中古住宅です。
その家の持ち主は、洗面所で作業着をよく洗っていたそうで、洗面台の汚れがひどい。。。
一度ほかの人が生活した家なので、汚れなどは仕方がないと頭では分かっていたつもりですが、
というのが正直な感想でした。
中古住宅を案内してくれた不動産会社に、夫の源泉徴収票や貯金額を伝えると
と言われたので、新築の建売住宅を見学してみることにしました。
新築の建売住宅を見学
新築の建売住宅は、少なくとも10軒は見に行ったと思います。
新築なので、外観・内装ともにピッカピカ!まさに「憧れの一戸建て住宅」です。
でも、何軒も建売住宅を見るうちに、実際の品質はどうなの?という疑問が湧くようになりました。
というのも、いろんな新築住宅を見て回り、営業マンの話を聞いていると、建売住宅の品質について疑問を感じている営業マンが多いのです。
建売住宅は、クロス(壁紙)を貼ってしまえば隠れてしまう部分がほとんどですからね。
欠陥のある建売住宅を契約する可能性も十分ある…
イチから自分たちで建てられる「注文住宅」を建てられないだろうか?
再び不動産の営業マンに、主人の源泉徴収票を見せて相談したところ
「3,700万円までの住宅ローンなら組めるので、土地代込みの金額で安く建ててくれるローコストメーカーを探してみては?」と言われました。
少し希望が出てきました。
そこで、注文住宅に関する本をたくさん読みあさり、ローコスト住宅についての勉強を始めました。
ローコスト住宅で失敗しないために重要なこと
そんなある日、一級建築士の古川泰司さんが書いた本に出会ったのです。
安くてもいい家を建てることは可能です。
その秘訣はズバリ、「賢いコスト管理」ができるかどうかです。
自分たちにとって必要な物と要らないものをはっきりさせ、必要ないと思ったものは思い切ってプランから削る。
ぜい肉をそぎ落とす一方で、自分たちが大切にしたい物にはしっかりとお金をかける。
そんな家づくりの取捨選択こそが、賢いコスト管理のポイントなのです。
引用:『ローコストで最高の家を建てる方法|古川 泰司著』
コストダウンして注文住宅を建てることは、夢のような話ではなく、自分たちに必要な物といらないものを取捨選択すれば可能だというのです。
ただし、設計の段階でじっくりと時間をかける必要がある、と本には書いてありました。
一般的なハウスメーカーの場合、設計に時間をかける会社は少ないといいます。
そんな中、注文住宅の情報をパソコンでググっている時にたまたま見つけたのが、「タウンライフ」というサービスです。
「タウンライフ」で土地探し、工務店探し
タウンライフとは、ハウスメーカー探しや間取りの見積もりを取り寄せるサービスです。
無料で利用できるというので、さっそくインターネットで申し込んでみました。
自分の住みたい地域を最初に選んでから、間取りの希望や資金について入力していきました。
私たちが実際に入力した内容がこちらです。
家は1000万円台前半で建てたかったので「希望の総予算」のところは「まだわからない」にして、備考欄に「家の予算は1000万円台前半」と記入しました。
自然素材の家にしたいというこだわりや、カースペースは1台分など、自分たちの要望も書いて申し込みしました。
タウンライフ 家づくり計画書が届く
タウンライフに申し込みをしてから1~2週間ほどで、4社のハウスメーカーから「家づくり計画書」が届きました。
タウンライフに資料請求して、届いた間取り図がこちらです。
いろいろなハウスメーカーの資料を検討して、その中でも、私たちの条件である「自然素材の家」という条件に、ピッタリ合った工務店が気になりました。
その工務店が新築一戸建てを建築中と聞き、見学させてもらうことにしました。
工務店の決定!
もうすぐ完成間近という新築一戸建てを見学させてもらいました。
無垢材がふんだんに使われた、まさに「木の家」でした。
工務店の担当者に、私たちの予算が少ないことを伝えると、コストダウンの方法などを細かくアドバイスしてもらえました。
その時まで私たちは知らなかったのですが、以前ローコストの家を建てた時に、TVの取材を受けたこともあるという工務店でした。
ローコストで家を建てることに関する知識にも長けている上に、私たちの一番の懸念材料であった「コストダウンのために設計期間を長く取ること」についても賛同してもらうことができました。
夫との意見が一致して、この工務店に家を建ててもらうことが決まりました。
さらにこの工務店は、地元のネットワークを活かした土地探しも得意ということだったので、わが家の土地探しをお願いしました。
土地代を交渉して2000万円で購入!
その後、工務店から「良い土地が見つかった」と連絡がありました。
もともと駐車場だった土地が、宅地用として売り出されたのです。
もともと2,200万円だった土地ですが、値引き交渉をして2,000万円で購入できました。
土地を値引きした方法については、長くなるので別記事にまとめています。
土地の値引き術 相場から1割値引きに成功した我が家の裏技を伝授!
いよいよ着工~完成へ
土地の売買契約や、工務店との請負契約、住宅ローンの手続きを終え、ついに着工。
そして半年後、念願の新築一戸建てが完成しました。
延床面積:99㎡ 木造在来工法 2階建て 屋根裏部屋つき
床:無垢フローリング 壁:珪藻土
制震装置、地盤補強工事費込み
東京の奥多摩でとれた無垢材を使い、シンプルではありますが、珪藻土の壁で建てた「こだわりの家」です。
友人を家に招くと『無垢材の木の香りがいいね。森の中にいるみたいに落ち着く』と言われます。
こだわりポイントは家の見た目だけではありません。
地盤を強くするために「地盤補強工事」をしたり「制震装置」を取り付けて、地震に強い家にしました。
間取りは失敗したけどトータルでは満足!
我が家の場合、間取りを大失敗してます!
じっくり考えたつもりだったのですが、とんでもないミスを犯してしまいました!
詳しくはこちら
【新築の間取りで失敗したくない人必見】我が家の「赤っ恥」公開します
でも、家全体をトータルで見ると、コストダウンしつつ「こだわりの家」が建てられたと思います。
はじめての中古住宅見学から始まった家づくりは、良い書籍や工務店などさまざまな出会いに恵まれていたと思います。
とくに、タウンライフを利用することで、こだわりの家をコストダウンして建ててくれる工務店を見つけることができたのは大きなポイントです。
注文住宅づくりを考えるのなら、タウンライフのサービス内容をぜひチェックしてみてください。
安い注文住宅を建てるなら「タウンライフ見積もり」おすすめの理由とは?
タウンライフは、「家を建てようかな」と考えている人にとって、お得しかないサービスです。
優れたサービス内容を具体的に紹介しますので、家づくりを考えている人は、ぜひチェックしてください。
モデルハウス見学の時間を省ける
何社ものハウスメーカーを実際に訪問するのは、子連れの人や忙しい人にとって、大きなハードルです。
我が家も小さな子どもを2人連れて、住宅展示場のモデルハウスを見学しました。
打ち合わせにかかる時間はトータルで2時間くらいです。
子どもが家作りの話をおとなしく聞いているわけがありません。
モデルハウス内を走りまわる子供を追いかけるだけでヘトヘト…
こんな無駄な労力を使わなくて済むのが、タウンライフのメリットです。
パソコンやスマホで資料請求をして、届いた資料の中から気に入った会社を選べるので、効率よくハウスメーカー探しができます。
自宅にいながら、「このハウスメーカーのデザインがいいな」「どのくらいの資金が必要なの?」といった家づくりの勉強ができるので、子育て中の私にとってありがたいサービスでした。
平屋もOK!自分好みの間取りプランが手に入る
タウンライフで各社の見積もりを取ると、メーカー各社の間取りプランをかんたんに比較検討できるのも大きなメリットだと思います。
間取りプランを申し込む時には、「家づくりのこだわりポイント」を伝えると、希望に合ったプランを作成してくれます。
【間取りプランは条件を細かく指定するのがポイント!】
・1000万円台で注文住宅を建てたい
・開放感のある家にしたいから吹き抜けのある家がいい
・土地も探してほしい。○○駅付近徒歩10分以内で
・駐車スペース2台とちょっとした庭もほしい
・ZEH(ゼッチ)で光熱費のかからない一戸建てを建てたい
・老後にそなえて平屋の家を建てたい
インターネットでハウスメーカーの資料請求ができるサイトは色々ありますが、間取り図が無料でもらえるのは、タウンライフだけです。
営業活動がしつこくない
ハウスメーカーを訪問すると、後日もれなく担当した営業マンから電話が来ます。
私も実際に、新築一戸建てを建てる時、営業マンから何度も電話を受けました。
顔を知らない人からの営業電話なら、スパッと切れますが、
でもタウンライフは、営業もしつこくないです。
私がタウンライフに見積りを依頼したときには、4社に見積もり依頼をしたのですが、まずは各社からお礼メールをもらい、その後資料が届きました。
資料が届いた後に電話をしてきた会社は、なんと1社だけ。
ずいぶんあっさりとした営業活動だと思いましたが、インターネットで相見積もりを取るというシステムだからなのかなと思います。
というのも、タウンライフで見積もり依頼を受けたハウスメーカー側は、『いろいろな建築会社に一斉に見積りを依頼している』ことが分かっているので、一人のお客さんに対して執着しないのでしょう。
そのため「しつこい営業が苦手」「自分で取捨選択したい」という人には嬉しいサービスですが、「営業マンのお勧めをじっくり聞きたい」という方には向かないと思います
優良な600社以上の建築会社が登録されている
タウンライフに登録されている会社は、全国で600社以上です。
大手ハウスメーカーから小さな地元の工務店まで、いっぺんに見積もりが取れるので、ハウスメーカーと工務店のどちらで建てるか迷っている人は、検討しやすいと思います。
タウンライフで見積もりできる、大手ハウスメーカー(50音順)
● アイフルホーム
● アエラホーム
● アキュラホーム
● イシンホーム
● エースホーム
● 木下工務店
● クレバリーホーム
● 住宅情報館
● 住友不動産
● セキスイハイム
● 積水ハウス
● 大成住宅
● タマホーム
● 大和ハウス
● 東急ホームズ
● トヨタホーム
● 日本ハウスホールディングス
● パナソニックホームズ
● フィアスホーム
● 細田工務店
● 富士住建
● 三井ホーム
● 三菱地所ホーム
● ユニバーサルホーム
国で決められた基準をクリアした会社しか登録できない仕組みになっている点も、安心して見積もり依頼できたポイントです。
タウンライフとスーモなど他社サービスの違い
住宅カタログの一括請求ができるサイトは「スーモ」「ライフルホームズ」が有名です。
以下に各社のサービス内容を比較してみました。
タウンライフ | スーモ | ライフルホームズ | |
カタログ | 〇 | 〇 | 〇 |
間取りプラン | 〇 | × | × |
資金計画書 | 〇 | × | × |
土地紹介 | 〇 | × | △ |
見積もり | 〇 | × | × |
タウンライフ以外のサービスは、カタログ請求がメインです。
資料請求だけなら、スーモやライフルホームズでもいいのですが、間取りプランや見積もりもいっぺんに依頼するなら、タウンライフ一択でしょう。
まとめ
資金がほとんど無かったわが家の建築は、タウンライフを使うことでスムーズに運びました。
タウンライフは、注文住宅の間取りや見積もり、資金プランも考えてもらえるので、家づくりを考えているなら活用して損がないサービスです。
タウンライフのデメリットとしては、建築会社から営業の電話が入ることが挙げられますが、はっきりと断ればしつこくされることはありません。
ちなみに、民間調査会社の調査で「タウンライフ」の評価は、ダントツの1位です。
タウンライフの満足度が高い理由は、間取りまで作成してもらえるサービスが、タウンライフだけだからでしょう。
さらに、資料請求をすると「成功する家づくり7つの法則」という本がもらえます。
家を建てるときには、家づくりに関する情報収集は欠かせないので、この小冊子の情報はありがたかったです。
登録は1分ほどで完了しますので、ぜひあなたの理想の家づくりのために活用してみてください。
あなたの注文住宅づくりが成功することを願っています!