新築の和室にピアノを置いても大丈夫?気を付けたいポイントまとめ

「新築にピアノを置きたいけれどピアノの置き場所が和室しかない」という場合

●ピアノの重さで床が沈まない?
●畳はへこまない?
●地震で倒れたりしない?
ピアノの下に敷板をひけば大丈夫?

と、不安に思う方も多いのではないでしょうか。

7年前に新築した、わが家の場合、娘がピアノを習いはじめたのを機にアップライトピアノを購入しました。

でもピアノの置き場所が、和室しかなくて、和室の畳の上にピアノを設置しました。

今回は、畳の和室にアップライトピアノを置くための敷板や、インシュレーターについて、気を付けたいポイントをまとめましたので、参考にしてください。

新築の和室にピアノ
床の強度は大丈夫?

アップライトピアノの重さは200~250kg前後です。

最近建てられた新築一戸建ての場合、アップライトピアノくらいなら、基礎を補強する必要はないと言われています。

でも、これから新築を建てる予定の方は、住宅メーカーに、補強の必要があるかどうか相談しておくのがベストです。

新築後に、ピアノを和室に置く場合は?

新築を建てて数年経ってから和室にピアノを置く場合、どうしたらいいのでしょうか?

ます、ピアノを置くための補強工事が必要かどうか、家を建てた住宅メーカーに確認しましょう。

わが家の場合、家を建ててくれた工務店に確認したところ、「和室にピアノを置いても問題ない」という回答でした。

ただし、ピアノをじかに置くと畳が沈んでしまうので、ピアノの下に敷板などを置くようにすすめられました。

でも、ピアノの下に敷くものっていろいろな商品があって、何を選べばいいのか悩みました。

次にピアノの下に敷く商品についてご紹介します。

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ピアノの下に敷くものはこの3タイプ

ピアノの下に敷くものは、大きく分けて次の3つがあります。

●敷板
●補強ボード 
●インシュレーター

設置場所耐震防音などについて、それぞれに特徴があります。
代表的な商品の一覧表はこちら。

商品名 設置
場所
耐震 防音 防振 定価
(税抜)
敷板 あんしんくん 洋室
和室
× × \3,500
ニューキャストップ 洋室
和室
× × \23,000
補強ボ|ド
ビッグパネル 洋室
和室
× × \29,000
フラットボードFB 洋室和室 × \23,000
インシュレ|タ| ピアノシュレーター 洋室 \18,000
フトーゴムD 洋室 \18,500
ニュースーパーインシュ 洋室 \26,000

それぞれの商品の違いについて、次の章からご説明しますね。

新築の和室にピアノを置く対策
① 敷板

ピアノの脚部分のキャスターが、畳に直接当たらなくなるため、畳に傷を付けずにすみます。

敷板の大きな特徴としては、地震対策のために作られた商品だということ。

大地震のとき、ピアノは3秒で倒れるといいます。

もしその時に、ピアノの前に子どもがいたら?
大怪我どころでは済みません。

実際、阪神大震災や東日本大震災のときには、ピアノが倒れてきたり、暴走したりしてピアノの下敷きになり、怪我や死亡された方もいらっしゃるそうです。

ピアノを設置するときに、地震対策をすることを強くおすすめします!

 

「あんしんくん」はお値段も安く、地震対策もされているので魅力的ですが、大地震には対応していません。

「ニューキャストップ」は、大地震のときにピアノを後ろに倒す仕組みになっています。
阪神大震災のときにも暴走などの事故がなかったそうです。

ちなみに、わが家も「ニューキャストップ」を使っています。

ネット通販(amazon)で買って、ピアノの調律をしてもらう際に取付をお願いしました。

商品代が2万円で、取付費用は8,000円かかりましたが、地震で命を落とすことを考えたら、安いものですよね。

ちなみに、amazonなどのネット通販で買うと定価よりも少しお安く買えます^^

ジャッキのレンタルをしているショップもあり、自分で取付することも可能です。

新築の和室にピアノを置く対策
② 補強ボード

補強ボードは、カーペットのような素材で、ピアノから床を保護するための商品です。

敷板とボードの違いは、敷板はキャスターの部分のみに置くのに対し、ボードはピアノの下全体に敷く という感じです。

補強ボードは、敷板に比べて防音性が高いというのも大きな特徴です。
しかし残念ながら、耐震性は全くありません

耐震性を高めるには、補強ボードの上に、インシュレーター(耐震タイプ)を置くという設置方法もあります。

ただし、補強ボード+インシュレーターで設置するときに気を付けたいのが、ピアノの寸法

補強ボードやインシュレーターがピアノからはみ出ないようにする必要があります。

 

次にインシュレーターについても、ご説明しますね。

新築の和室にピアノを置く対策
③ インシュレーター

インシュレーターは、ピアノの4本の脚それぞれの下に置くもので、丸いお皿のような形をしています。

インシュレーター単体で、ピアノを和室に置くとピアノの重みで畳が沈んでしまいます
補強ボードと組み合わせて使いましょう。

インシュレーターには、地震時にピアノが動いたり、転倒したりしないようにする
効果もあるタイプや、防音効果の高いものなどがあります。

新築の和室にピアノを置く方法 まとめ

今回は、新築の和室に、ピアノを置くための方法についてご紹介しました。

● これから新築を建設するなら、住宅メーカーにピアノを置く場所や、補強が必要かどうかを相談する

● 新築後、和室にピアノを置く場合も、補強工事の必要があるかどうか、まずは住宅メーカーに確認

● 和室にピアノを置く場合、ピアノの下に、敷板を敷くか補強ボード+インシュレーターで床の保護と地震対策を!

ピアノの下に敷く商品って実にさまざまで、違いがよく分からずに迷われる方も多いと思います。

今回の記事が、お役に立てたら嬉しいです^^

 

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