新築に和室は必要?住んでみて分かった和室のメリット・デメリットとは?

新築の間取りを考えるときに、和室は必要かどうか、悩む方も多いと思います。

サイト管理人、いえまま家の場合、「1階にリビングと、もう一部屋を作りたいけど、和室はいるか?いらないか?」で悩みました。

リビングと同じく、フローリングの洋室にすれば、施工費用が安く抑えられますし、メンテナンスもラクです。

和室にするデメリットも多いですが、結局和室を造りました。

このブログ記事では、わが家が新築を建てるときに和室を作った理由や、実際に住んでみて感じる、和室のメリット・デメリットについてご紹介します。

「新築に和室は必要」な理由
① 親と同居の可能性

わが家の場合、将来的に親と同居する可能性を考えて、和室にしました。

お年寄りは、フローリングの床よりも、和室(畳)の方が居心地が良いという方が多いし、ベッドよりも、布団で寝ることを好みますよね。

「フローリングの上にふとんを敷いて寝る」という方法も思いつきますが、床の固さが体に伝わってきて、翌日は体のふしぶしが痛くなってしまいます。
畳にはクッション性があるので、ふとんで寝るのに適しています。

さらに、ふとんであれば、ベッドのように部屋に置きっぱなしではなく、必要な時に出して、片づけることもできるので
部屋を効率的に使えますよね。

 

いえまま家の場合、リビングのすぐ横に、和室を設けましたが、これは失敗でした。

というのも、私の母が和室に泊まりに来た時のこと。

私たち夫婦が、夜遅くまで起きているので、リビングの音がうるさくて、眠れなかったそうです。

親との同居を考えている方は、リビングと和室を少し離してリビングの音が和室に聞こえないような間取りにしたり、和室のふすまは、防音性の高いドアに変更することをおすすめします。

 

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「新築に和室は必要」と思った理由
② 畳の香りや肌触りが好きだから

日本人だからでしょうか。
藺草(いぐさ)の香りが好きです^^

イ草には、森林の香りのもとといわれる「フィトンチッド」という成分が含まれているため、森林浴をしている時のような、やすらぎ効果があるのだとか。

畳には、以下のような優れた点があります。

・吸湿性が高い
・断熱性が高い

ホルムアルデヒドを吸着する
消臭効果がある

たたみは機能的にも優れた素材なのです。

でも、意外と大変なのがメンテナンス。

たたみのイ草は、細かい隙間が多いため、フローリングよりも、ハウスダストやダニ発生しやすいといいます。

細かいすき間に入ったほこりを、ほうきで掻き出したり、雑巾でから拭きをするなど、きれいな状態を保つためには、こまめな掃除が必要です。

また、裏返しや表替えという、メンテナンスも必要です。
業者に依頼するため、コストもかかります。

畳のメンテナンス費用

● 裏返し(畳の表と裏をひっくり返す作業)
・・・1畳2,000円〜5,000円(3~4年に1度)

● 表替え(畳の表面を新しいものに交換すること)
・・・1畳5,000円〜15,000円(10年に1度)


を導入するなら、メリット・デメリットをよく知った上で
導入するかどうかを決めましょう。

「新築に和室は必要」と思った理由
③ 五月人形やひな飾りをかざる場所

日本伝統のかざりものを置く場所は、やはり和室が似合いますよね。

いえまま家の場合、畳の下には、たたみ1畳分の床下収納を付けました。

たたみ1畳分の床下を開けると、収納スペースが現れるという、優れもの。

スイッチ一つで開けられるので、女性の力でも簡単に開け閉めできます。

ここに五月人形やこいのぼり、ひな人形などの季節の飾りものをしまっておいて、必要な時に取り出しています。

また、布団を収納しておけば、不意の来客にも対応できるので便利です。

畳の床下収納

 

あると便利な床下収納ですが、気を付けたいのが、湿気の多さ

大切な物にカビが生える可能性があるため、床下収納を使うなら、乾燥剤を使って湿気を吸収するようにしましょう。

「新築に和室は必要」と思った理由
④ 子供の遊び場、昼寝スペース

子どもが小さい頃に、遊び場や昼寝をするスペースとして、和室は最適ですよね。

子育て中のママさんにとって、和室を遊びスペースに決めておくことでのメリットはたくさん!

・キッチンから子どもの様子を見守ることができる。

・眠くなったら、サッとふとんを敷けばお昼寝スペースに。

・リビングがおもちゃで散らかることがない。

でも、実際に和室を遊びスペースとして使った感想としては、汚れや傷が付きやすいです。

わが家では、たたみの上にマットを敷いて「マットの上で遊ぶ」ように言い聞かせていましたが、子どもの動きは予測不可能😞

「テーブルにお絵かきしてる」と思ったら、なぜか遠くの壁にペンの跡がついてたり(いつの間に移動したんだ???)

親が目を離したすきに、いろんなことをしてくれます^^;

和室の場合、障子を破かれる可能性も「大」です。

新築の障子は子ともに破かれる

 

子どもが小さいうちに新築を建てた場合、汚れや傷が付くことは、しかたがないことです。

今となっては、「我が家の思い出(という名の傷や汚れ)」があちこちに残っています(笑)

新築を汚したくないという方には、子どもが大きくなるまでは、マットなどで床や壁を覆い隠すことをおすすめします^^

 

子育て世代の家づくりは、こちらの記事も参考にして下さいね。

子育て世代に送る「住みやすい環境」の土地選び 8つの条件とは?

子育てしやすい新築の間取り 気を付けたいポイントは「子どもの成長」?

新築に和室は必要? まとめ

今回は、いえまま家が和室をつくった理由と、住んでから実感することをお伝えしましたがいかがだったでしょうか?

● リビングの隣に、親用の部屋として和室を作る場合、音が聞こえないような配慮が必要

● 畳には、リラックス効果や、消臭、断熱性能があるが、メンテナンスの手間やお金はかかるのを覚悟すること

● 畳の下に、床下収納があると便利だけど、湿気には注意!

● 和室は子どもの遊び場、昼寝スペースにピッタリだけど、汚れたり、キズがつきやすい。

新築に和室がいるかどうか、いえままの意見としては、「畳が好きなら、造るべき」

一見、投げやりな回答のようですが、結局、「たたみが好きかどうか」で、判断すべきだと思うんです。

畳が好きな人なら、メンテナンスの手間がかかっても、気にならないでしょうし。

でも、「和室にこだわりがない」という方には、コストもメンテナンスの手間もかからないので洋室をおすすめします^^

 

 

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