二世帯住宅はうまくいかない?成功するための3つのポイントとは?

ここ数年で、二世帯住宅を建てる人が増えてきましたね。

●家の建設費用が分担できる
●子育てを手伝ってもらえる
●親の介護がしやすい

など、メリットの多い二世帯住宅ですが、トラブルの話も、ちらほら聞きます。

今回は、いえままの友人で、二世帯住宅に暮らすA子さんに「二世帯住宅づくりで成功するためのポイント」について話を聞いてきました。

「二世帯住宅を建てたいけど、トラブルが不安」とお考えの方、ぜひ参考にして下さい。

二世帯住宅に住んでみた感想は?

A子さん

●30代のワーキングママ
●夫の親と2世帯住宅で暮らしている
●親世帯が1階、子世帯が2階に居住する
●完全独立型の2世帯住宅なので、玄関から水回り、居住スペースもすべて別々。

 

A子さんたち二世帯住宅の間取り

A子さん宅の二世帯住宅図面

なぜ二世帯住宅を建てることにしたの?
A子さん
夫の両親が住む家が古くなってきて、建て直しをするときに、二世帯住宅にしたの。
実際に住んでみてどう?
A子さん
うちはうまくいっている方だと思うよ。
私はフルタイムで働いているから、義母には本当にお世話になってて、すごく助かっているよ。
子どもが病気になったときには義母が預かってくれるし。
子どもが病気でも、仕事を休まなくていいのは助かるね。
A子さん
それに、私の仕事が月末に残業が多いんだけど、仕事が遅い日は、義母が晩ごはんを作ってくれるの。
それはいいね!夜遅く帰ってきてから食事の支度をするのは大変だもんね。
A子さん
そうなの。ほんとに助かってる。
お礼がわりに、お義母さんの好きなケーキを買っていって、一緒にお茶したりしているよ。

A子さんの二世帯住宅は、すごくうまくいっているようです。

二世帯住宅にありがちなトラブルはないのか、聞いてみました。

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二世帯住宅成功のポイント
(1)親世帯から子世帯への「干渉」

2世帯住宅のトラブルで、よくあるのが、親世帯から子世帯への「干渉」の問題。

親世帯としては「アドバイス」のつもりの一言が、子世帯には「干渉」と感じてしまい、トラブルになることもあるそうです。

2世帯住宅の親と子がうまく付き合うには、どうしたらいいのでしょうか?

A子さん
仕事の帰りが遅い日が続くと、お義母さんに
「さいきん帰りが遅いけど、もっと早く帰れないの?」って毎日のように言わちゃって。。。
心配して言ってくれているんだろうけど、何度も言われるとツライね。
A子さん
そうなの。それ以外にも、お義母さんから
子育てのことで「口出し」されることがあって。。。
どうやって改善してるの?
A子さん
気にしないのが一番!と思っているよ。
義母としては、いろいろ心配で言わずにはいられないみたい。
でも「干渉しすぎじゃない?」と思ったときには、
夫からやんわりと注意してもらってる。
お義母さんに文句は言いづらい?
A子さん
そうだね。
それに、義父も「息子夫婦にあんまり口出しするな」って義母を止めてくれてるらしいんだよね。
素敵なお義父さんだね。
お互いに干渉しすぎないことが、二世帯住宅がうまくいく秘訣なのかもね。

A子さんたちの場合、
夫やお義父さんの理解もあって、お互いにいい関係が保てているようですね。

二世帯住宅イメージ

二世帯住宅成功のポイント
(2)生活音が気になる

親の世帯は早起きだけど、子の世帯は、仕事の帰りが遅かったりして、生活時間の違いが問題になることも。

実際どんな感じなのでしょう?

A子さん
私たち子世帯が2階、親世帯が1階に住んでいるので、
子どもが走り回る音や、シャワーの音が下に響くのが心配だったから、
防音対策を2つ取ったのよ。
どんな対策??
A子さん
一つ目の防音対策は「二重床」
生活音が下の階に響かないと聞いて採用したの。

二重床とは?

床材を張る前に、合板を貼ってから床材を張る方法。

ALC 造( 軽量コンクリートのパネルを使った工法 )に近い遮音性になる。
リビングや子供部屋だけなど、音が気になる部分だけに取り入れることも可能。

A子さん
二つ目の防音対策は、排水管遮音シートを巻き付けて音を防ぐようにしてもらったの。
居住3年目だけど「排水音が気になる」って言われたことはないよ。
1階と2階で世帯を分ける場合には、

「二重床」「配管音の防音」が生活音を立てないためのポイントのようです。

二世帯住宅成功のポイント
(3)光熱費の「費用負担」に納得いかない

2世帯住宅では、光熱費の支払いなどを、合同で行うことになります。

「親世帯は、昼間も家にいるから光熱費をたくさん使うのに、電気料金が子世帯と折半なのは納得できない」など、費用負担でトラブルになることも少なくないそうです。

A子さん
細かいみたいだけど、月々の光熱費の使用料のことで、もめるのは嫌だったから、
各世帯ごとに、メーターを付けて別々で料金を支払っているの。
メーターを世帯ごとにつけるのはいいアイデアだね!
だけど、費用がかかるんじゃない?
A子さん
初期費用として、数十万円は必要になるよ。
●電気料金
世帯ごとにメーターを設置することが可能。
ただし、メーターを取り付ける際には、「分電盤」を設置する必要があり、約10万円かかる。
また、基本料金も2世帯分支払う必要がある。●ガス料金
世帯別での契約が可能。
2世帯分の配管を引くことになるため、数十万円のコストがかかる。
電気代と同様に、基本料金がそれぞれにかかる。●水道料金
キッチン、浴室などの水回りが世帯ごとに別になっていれば、世帯ごとの戸別契約が可能。

ただし水道は、道路から家まで水道管を引き込む工事が必要。
引き込む長さ・管の太さにより費用は変わるが、1本あたりで数十万~100万円以上かかることも。
基本料金も世帯ごとにかかる。

初期費用を抑えるには「子メーター」を設置する方法も!

各世帯にメーターを付けるには、初期費用が数十万以上かかります。

費用を抑えるためには、電気・ガス・水道ともに「子メーター」を設置する方法もあります。

メーターは1つなので、請求はまとめて来ます。
子メーターで各家庭の使用量を計測し、その割合に応じて料金を分担します。

それぞれの家庭に合わせて、やりやすい方法を選択しましょう。

二世帯住宅の光熱費でトラブル

費用負担については、A子さんのケースのように、事前に十分な話し合いをしておくことがトラブルを防ぐために、大切なことなんですね。

二世帯住宅を安く建てるコツについては、こちらの記事を参考にして下さい!
二世帯住宅を安く建てる方法はあるの?実践したい4つのコツとは?!

では、今回の記事をまとめますね。

二世帯住宅成功のための3つのポイント まとめ

今回は「二世帯住宅」に住む、子世帯のA子さんにリアルな感想を聞いてみましたが、いかがだったでしょうか?

(1)親世帯からの干渉
気にしないのが一番!
気になるときには、夫や他の家族からやんわり注意してもらう

(2)生活音
生活音が気にならないように、「二重床」や「配管音の防音」がおすすめ

(3)光熱費の分担
光熱費の分担でもめたくない場合は、世帯それぞれに「メーター」を付けることも可能だが初期費用がかかる。
「子メーター」で使用料を確認して使った分を支払うという方法なら、費用を安く抑えることが可能

最後に、二世帯に住むA子さんに、うまくいくコツを聞いてみました。

A子さん
困ったときは助け合うけど、お互いに干渉しすぎないことが一番大事だと思うよ。

付かず離れず、お互いにうまくコミュニケーションを取りながら、生活をするのが、二世帯がうまくいく秘訣のようですね。

 

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