家を建てるときにもらえる補助金「すまい給付金」をご存知でしょうか?
すまい給付金とは、消費税の引き上げにともない「家を買う人の税負担」をやわらげるために、つくられた制度です。
家の金額は、数千万円以上と高額ですよね。
それにかかる消費税も、当然ですが高額になります(-_-;)
家づくりをする人の負担を軽くしてくれる、ありがたい存在の「すまい給付金」ですが、増税前と後では、補助金がいくらくらい違うのでしょう?
また、所得割額がオーバーしていないか、調べる方法や、いつもらえる?いくらもらえる?など「すまい給付金」について、できるだけ分かりやすくご説明します。
「すまい給付金」増税前と後では、いくら違う?
消費税の増税前と後で「すまい給付金」の補助金額が、どのくらい変わるのかを見てみましょう。
注意していただきたいのが、すまい給付金の受取額を調べるときに、年収は目安でしかない、ということ。
実際の給付金額は、あなたの「所得割額」によって決まります。
所得割額を調べるには、「住民税決定通知書」(毎年5月ごろに届く、細長い用紙)に記載されていますので、お手持ちの方は確認してみて下さい。
消費税8%で家を購入した場合 | ||
---|---|---|
年収の目安 | 所得割額 | 給付額 |
425万円 以下 |
6.89万円 以下 |
30万円 |
425万円~ 475万円 |
6.89万円~ 8.39万円 |
20万円 |
475万円~ 510万円 |
8.39万円~ 9.38万円 |
10万円 |
消費税10%で家を購入した場合 | ||
---|---|---|
年収の目安 | 所得割額 | 給付額 |
450万円 以下 |
7.60万円 以下 |
50万円 |
450万円~ 525万円 |
7.60万円~ 9.79万円 |
40万円 |
525万円~ 600万円 |
9.79万円~ 11.90万円 |
30万円 |
600万円~ 675万円 |
11.90万円~ 14.06万円 |
20万円 |
675万円~ 775万円 |
14.06万円~ 17.26万円 |
10万円 |
年収が、目安をオーバーしていても、所得割額がオーバーしていなければすまい給付金をもらうことができます。
年収だけで判断して、せっかくもらえるはずの補助金が受け取れなかった、というケースもあります。
ご自身の「所得割額」を「住民税決定通知書」でチェックしてくださいね。
そして、これから新築を建てる人なら、「すまい給付金」を受けられる人の要件も気になりますよね。
次の章でご説明します。
「すまい給付金」の対象になる新築住宅とは?
「すまい給付金」の対象になる新築住宅の要件6つを見てみましょう。
(2)住宅ローンを利用している(50歳以上の人は除く)
(3)住宅の床面積が50㎡(15.13 坪)以上であること
(4)住宅の品質について、第三者機関の検査を受けていること
(5)瑕疵担保保険へ加入していること
ほとんどの新築住宅で当てはまる要件です。
ただし、気を付けなければならない点が2つあります。
② 入居後1年以内という期限がある
金額は少なくとも10万円以上と高額ですので、忘れずに申請しましょう^^
では次に、「すまい給付金」の申請について見てみましょう。
「すまい給付金」申請書類はどこでもらえる?
インターネットをお使いの方であれば、すまい給付金のホームページから、かんたんにダウンロードできます。
申請書類は、全部で8種類です。
新築や中古住宅、給付金の受け取る方法や、住宅ローン利用かどうかによって「申請書類」が違いますので、ご注意くださいね。
なお、消費税増税に伴う経過措置として、「住宅ローン減税の延長」が検討されています。
詳しくはこちらの記事をどうぞ!
住宅ローン減税が延長!決定はいつ?わかりやすく住宅ローン減税を解説!
申請書以外に必要な書類は?
新築住宅の場合、次の6つの書類が必要です。
(2)課税証明書(原本)
(3)登記簿謄本謄本(原本)
(4)工事請負契約書(コピー)
(5)給付金受取口座の通帳(コピー)
(6)住宅ローンの契約書(コピー)
また、次の3つのうちの、いずれか1つの書類を提出する必要があります。
住宅メーカーに依頼して、書類を用意してもらいましょう。
●住宅性能評価書(コピー)
●住宅瑕疵担保責任確認書(原本)
「すまい給付金」申請後、いつもらえる?
「すまい給付金」を申請するためには、登記簿謄本を提出しなくてはならないため、入居して、家の登記終了した後に申請が可能です。
わが家の場合、早く申請してお金を受け取りたかったので、登記終了までにすべての書類をそろえておいて、登記が終了したら、即提出しました^^
住宅の引渡し~登記の完了までにかかった日数は、1か月ほど。
登記が完了してすぐに申請書類を提出して、その1ヶ月半後、無事銀行口座に振り込まれていました^^
すまい給付金のホームページによると、申請から振込までの期間は「1.5ヶ月~2ヶ月程度」と記載があります。
書類の不備がなければ、「申請から遅くとも2ヶ月程度で振り込まれる」と考えて良いでしょう。
【2018年度版】すまい給付金まとめ
今回は、すまい給付金についてご説明しましたが、いかがだったでしょうか?
①すまい給付金の支給額は、
消費税8% ⇒ 年収およそ510万円まで最大30万円
消費税10% ⇒ 年収およそ775万円まで最大50万円
②すまい給付金を受けるには「自分で住む住宅」等の条件がある。
③「すまい給付金」がもらえるのは、申請後1.5~2か月後
先ほどもお伝えしましたが、「すまい補助金」は自分で申請しなければもらえません。
入居後1年以内という申請期間もありますので、新居へのお引越し後、忘れずに手続きしましょう!
また、新築住宅でもらえる補助金については、次の記事を参考にしてくださいね。