新築を建てるときに、よく分からないことの一つが「住宅ローン」ではないでしょうか?
「いつ申し込めばいいのか?」「仮審査と本審査ってどう違うの?」といった疑問もありますよね。
そこでこのブログ記事では、「住宅ローンの流れがよく分からない」という方に向けて、なるべく分かりやすく、住宅ローンの仮審査や事前審査のタイミングなどについてご紹介します。
住宅ローンの全体の流れは?
まず、新築の住宅ローンを申し込むときの流れを見てみましょう。
② 住宅、土地の売買契約を結ぶ
③ 本審査を受ける
④ 住宅ローンの本契約を結ぶ
⑤ 融資が実行される
住宅ローンの申し込みから融資が実行されるまでは、だいたい上記のような流れになります。
住宅ローンの申し込みは、①金融機関の仮審査を受けることから始まります。
では、住宅ローンの仮審査申し込みは、土地や住宅取得の段階の中で、いつ行うのがいいのでしょうか?
住宅ローンの仮審査 申し込みはいつ?
仮審査の申し込みは、いつにするのかというと、一戸建ての間取りや設備にかかる費用が決まり、建築にかかる費用が分かった時点で、申し込むケースがほとんど。
でも実は、住宅ローンの仮審査って、いつでもできるのです。
極端な話、家を買う予定が立ってなくても、「お金を借りられるかどうか」の審査を受けることはできます。
ちなみに、サイト管理人 いえままも、候補の土地を決める前にネットで仮審査をしました。
その理由は、土地の値引き交渉のため。
「私、住宅ローンを組める人(お金が払える人)ですよ」と証明するためです。
その時に行った手順について、詳しくはこちらの記事をどうぞ
土地の値引き術 相場から1割値引きに成功した我が家の裏技を伝授!
住宅ローンで借りたい金額が分かった段階で、なるべく早めにネットで仮審査を受けておくことをおすすめします。
その理由は、欲しい物件が見つかった時に、住宅ローン審査に通るか通らないか、分かっておいた方が動き出すスピードが早いからです。
土地の売買は「早い者勝ち」のケースもあります。
買いたい土地が出てきたときに、ローンが通らなかったら理想の土地を逃してしまうことになります。
そうならないためにも、事前に仮審査をしておくことをおすすめします。
いえままがネットで仮審査をしたサイトがこちら↓
ところで、本審査の前に、なぜ仮審査を受ける必要があるのでしょう?
次をご覧ください。
住宅ローンの仮審査 受ける理由とは?
そもそも、住宅ローンの仮審査とは、正式な住宅ローンの申し込みの前に仮で受ける審査のこと。
なぜ本審査の前に、仮審査を受けるのか、というと、住宅ローンは数千万円のお金を借りることになるので、万が一、返済が滞ると、銀行にとって大きな損失になります。
そのため「きちんとローン返せる人なの?」と銀行から事前にチェックされるというわけです。
住宅ローンを借りる私たちにとっても、物件の売買契約等を結ぶ前に「住宅ローンが借りられそうか」を確認できるというのは大きなメリットですよね。
ところで、住宅ローンの仮審査では、いったい何が審査されるのでしょうか?
次の項をご覧ください。
住宅ローン仮審査 審査される項目5つとは?
仮審査で審査される内容は、次の5つの項目です。
(1)年収に対しての返済比率
返済比率とは、年間の住宅ローン返済額を年収で割った数字のことです。返済比率(%)=年間返済額÷年収×100返済比率が低い方が、金融機関の評価は高くなり、25~35%以内が望ましい、とされています。(2)完済時と借入時の年齢
住宅ローン契約時の年齢が「20歳以上65歳未満」で、
ローン返済が完了した時の年齢が「80歳未満」が基本となります。(3)物件価格に対しての自己資金比率
自己資金比率とは、購入予定の住宅の価格に対する、借入金の割合のことです。
融資率が少ないほど審査では有利になると言われており、80%未満が目安です。
(4)勤続年数や勤務形態
派遣社員や契約社員の場合、仮審査を通らないケースが多いそうです。
勤続年数は、長いほど有利だそうです。
(5)他の債務の状況と返済履歴
他の借入金があったり、今までにクレジットカードの返済に遅れがあった場合、審査で不利になる場合があります。
住宅ローンの仮審査では、ローンの支払いを、滞りなくできる人かどうかチェックされるというわけです。
仮審査の結果は、早ければ1日~1週間程度で通知されます。
仮審査に通れば、本審査を受けることができますが、その前に、不動産業者や住宅メーカーとの「売買契約」や「建築請負契約」を済ませる必要があります。
そして、正式に住宅ローンの申し込みをすると、いよいよ本審査が行われます。
では、本審査で審査されるポイントは何でしょうか?
次を見てみましょう。
いよいよ住宅ローン本審査 追加で審査される項目は?
仮審査が通った後、本審査を受けるときには、さらに2つの項目を追加で審査されることになります。
本審査の審査項目
(1)健康状態
住宅ローンを借り入れる際の条件である「団体信用生命保険」
(いわゆる団信)に加入できるか 契約者本人の健康状態が審査されます。
(2)物件の担保評価
新築する住宅や土地が評価されます。
担保評価額以上の借入を申し込んだ場合、審査が通りにくくなります。
住宅ローンの仮審査が通れば、本審査もほぼ通ると言われています。
でも、健康状態の審査で落とされるケースもあります。
いえままの友人で、住宅ローンの仮審査を通過して、本審査も受かるだろうと思っていたら「本審査で落とされた」という人もいます。
団信に入るために、健康状態の告知(質問を受ける)のですが、その友人の場合、3年以内に大病をした過去があり「健康状態の審査」で落とされたというわけです。
油断は禁物です^^;
それでは今回の記事の内容をまとめますね。
新築の住宅ローンの流れ まとめ
今回は住宅ローンの申し込みについてご説明しましたが、いかがだったでしょうか?
① 住宅ローンの申し込みで、まず行うのが、金融機関による事前審査(仮審査)
② 住宅ローンを申し込みするタイミングは、一般的には「候補の物件」が出てきたとき。
でも、住宅ローンで借りたい金額が分かった段階で、ネットで住宅ローン仮審査をするのがおすすめ
③ 仮審査で審査されるのは、ローン返済が可能な人物かどうか。
④ 本審査では、健康状態も審査される
ネットで住宅ローンの仮申し込みをするには、年収の記入欄がありますので、源泉徴収票など、年収のわかるものを用意してくださいね。
なお、新築するときに住宅ローンを組んだら、税金が戻ってくる制度があります。
いくら戻ってくるか気になる方は、こちらの記事をどうぞ!
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