高気密高断熱の家って、1日24時間エアコンをつけっぱなしでも、電気代はさほど高くならないというけど、本当なのでしょうか?
「電気代がものすごく高くなるのでは?」と心配になりますよね。
いえままも、オール電化で高気密高断熱を新築した、初めての年は、「エアコンはずっと付けっぱなしで大丈夫」と住宅メーカーから言われていたにもかかわらず
エアコンを付けたり消したりしちゃってました!
だってエアコンつけっぱなしでいいと言われてもなんだか信用できないですよね^^;
そこで今回は、高気密高断熱の家のエアコンは、つけっぱなしで本当に大丈夫なのか、
わが家の電気代を比較した結果や、故障の心配について、ご説明します。
高気密高断熱の家 エアコンつけっぱなし
つけたり消したりした年と電気代を比較してみた
新築はじめての年は、さきほども書きましたが、住宅メーカーの話を無視して(笑) エアコンを付けたり消したりする生活でした。
2年目の夏(8月)に、「エアコンつけっぱなし」に挑戦した結果を書きますね。
ちなみに、わが家のスペックは、オール電化で建坪30坪。
エアコンは1階と2階に1台ずつ。
エアコンの温度は、1階は27℃、2階は28℃に設定。
かかった電気代はというと、
1日中つけっぱなしの年 ⇒ 11,000円
付けたり消したりした年⇒ 12,000円
…エアコンつけっぱなしのほうが、1,000円安いという結果でした。
電気料金がくるまで、2万円以上の請求が来るのでは?とヒヤヒヤしていたので、心底ホッとしました^^;
でも、エアコンつけっぱなしの方が安いって、なんだか不思議ですよね。
では次に、電気代が下がる理由について見てみましょう。
高気密高断熱の家 エアコンつけっぱなし
電気代節約できた秘密とは?
高気密高断熱の家では、なぜエアコンをつけっぱなしにした方が電気代が節約できるのでしょうか?
その理由を説明するには、冷蔵庫を思い浮かべていただくと分かりやすいと思います。
冷蔵庫は、中が冷えるまでは、たくさんの電力を使って冷やし、冷蔵庫の中がいったん冷え切ったら、ほぼ電力を使わずに
冷たさをキープしますよね。
冷蔵庫のドアを開閉するたびに、庫内の温度が上がるため、電力を少し使って冷えた状態に戻します。
高気密高断熱の家のエアコンは、冷蔵庫のしくみと一緒です。
エアコンを使って家の中を快適な温度にするまでは、電力をたくさん使うけど、一定温度になったらほぼ電力を使わずに、温度をキープします。
玄関や窓の開閉により、室温が変わったら、エアコンは少し電力を使って、元の温度に戻します。
冷蔵庫が冷えたからって、いちいちスイッチ切って、中の温度が暑くなったらスイッチを入れるなんてバカなこと、しないですよね?
(してたらすみません。でも非効率なのでやめた方がいいですよ!)
エアコンも同じです。
自動運転で動かし続ける方が、電気代が節約できるのです。
といういえままも、電気代の明細を見て、高気密高断熱の家のすごさを、やっと信じることができたわけですが^^;
高気密高断熱のレビュー記事はこちらをご覧ください。
高気密・高断熱の家に7年住んで感じるメリット3つとデメリット2つとは?
ところで、エアコンをつけっぱなしにすることで、もう一つ心配なのが「エアコンの故障」です。
ファンやモーターをずっと動かす状態になるので、負担がかかるのでは?と心配になりますよね。
つけっぱなしでも、エアコンが壊れないかどうか、次を見てみましょう。
高気密高断熱の家 エアコンつけっぱなし
故障しない?
エアコンをつけっぱなしにすると、「1日24時間運転」することになるため、負担が大きそうですよね。
でも、考えてみれば冷蔵庫も24時間休みなく運転しているんですよね。
なので、エアコンのつけっぱなしが故障につながるわけではありません。
エアコンの取扱説明書にも、「連続〇〇時間以上の運転はしないでください」と書いてありません。
故障については気にしなくても大丈夫です。
故障を防いで、エアコンを長持ちさせるコツは、メンテナンスをきちんと行うことです。
電化製品の故障のほとんどの原因は「ほこり」と言われています。
夏、冬が終わるたびに、エアコンの掃除をして、故障の元凶である「ほこり」を取り除くことでエアコンの寿命を延ばしましょう。
高気密高断熱のエアコン
設置する台数は?
高気密高断熱の家は、エアコンを何台置くのでしょうか?
1台で済むなら、光熱費も節約できるし、エアコンを買う費用も抑えられていいですよね。
でも、実際のところ、2階建ての家の場合はエアコン1台で冷暖房をまかなうのは、難しいです。
その理由は、冷たい空気は下に、温かい空気は上に移動する習性があるからです。
1階だけ、2階だけにエアコンを置いた場合を考えてみると、
⇒冷たい空気が2階に上がることは不可能なので、夏は、2階が冷やせない。
●2階だけエアコンを設置
⇒温かい空気が1階に降りることは不可能なので、冬は、1階が暖められない。
わが家の場合は、1階と2階に、1台ずつエアコンを設置しています。
部屋のドアを閉めると、空調が効かないため、夏場、冬場はドアを開けっ放しにしてます。
今は子どもたちが小さいからいいけど、「プライバシーが気になる年頃になったら、各部屋にエアコンを増設しないといけないのかな?」と、ちらっと思ったりしますが。。。
これ以上エアコンを増やしたくないのでこのままで乗り切ろうと思ってます^^!
子どもが部屋でこもりきりになるより、いいですよね!
「開放的な思春期」を過ごしてもらおうと思います^^
というわけで(笑)
次に、高気密高断熱の家に設置するエアコンのサイズについて見てみましょう!
高気密高断熱のエアコン
サイズは?
高気密高断熱の家のエアコンは、ふつうよりも「小さい能力」を選択しましょう。
エアコンを買うときは、畳数(〇畳用)を見て買いますよね。
その通りに買ってしまうと、能力が大きすぎてしまいますのでご注意くださいね。
「小さい能力」のエアコンで済むメリットは、
(2)電気代が節約できる。
(3)強力なエアコンで起きがちな「冷えすぎ・暖めすぎ」が防げる。
エアコンにかかる費用が安くすむというのは嬉しいポイントですよね。
また、冷え性のいえままとしては、「夏のクーラーの冷えすぎ」が防げるのも嬉しかったりします^^
それでは、今回の記事をまとめますね。
高気密高断熱の家 エアコンつけっぱなし?
まとめ
今回は、高気密高断熱の家のエアコンについて
お話ししましたが、いかがだったでしょうか?
①高気密高断熱のわが家の場合、エアコンはつけっぱなしの方が
電気代が1000円安かった
②エアコンはつけっぱなしでも故障しない。
つけっぱなしシーズン(真冬、真夏)が終わったら 掃除することを忘れずに!
③設置する台数は、少なくとも1フロアに1台は必要。
④エアコンのサイズは、通常よりも「低い能力」を選ぶ
高気密高断熱の家に住むなら、エアコンつけっぱなしがおすすめです。
ただし、実際に電気代の明細を見るまでは、ドキドキします^^;
もし高気密高断熱の家を建てるなら、注意してもらいたいポイントがあります。
それは「高気密高断熱が得意な住宅メーカーを選ぶ」ことです。
高気密高断熱の家を建てることに慣れていない住宅メーカーを選んでしまい、「気密性の低い家になってしまった」という失敗例もあります。
住宅メーカーの一括資料請求ができるサイト、タウンライフでは無料で住宅メーカーの比較ができます。
間取りプランも考えてもらえるので、活用するのがおトクです。(いえままも、家を建てるときに使いました^^)
インターネット申し込みの際には、備考欄に「高気密高断熱の家にしたい」など、自分の希望を書くと希望を取り入れたプランを考えてもらえますよ。